腰痛とひとことで言っても、重たいものを持ち上げた時などにおこる急性腰痛、転倒等による外傷の痛みから年齢による骨格の変化や筋肉の弱体化によって慢性化する痛みまで原因や病状はさまざまです。
当院ではいつから、どのように痛くなったのかをお聞きし、腰痛の原因を詳しく探っていきます。無床クリニックですのでもちろん入院は出来ませんが、通院での検査や治療については可能な限り対応させていただきます。
軽度の腰痛であれば自宅での安静を基本とし、痛み止めの薬で比較的短期間に治療可能なことが多いですが、頑固な慢性腰痛に対しては慢性疼痛治療薬の投与やリハビリテーションで優しく楽に続けられる治療をおすすめしています。
腰は痛くないのに歩くと足がしびれてくる、じっとしていても足が痛くて動けないなど、足のしびれや痛みでお困りの方は腰の神経の通り道(脊柱管)が狭くなっている可能性があります。
軽い症状の場合は薬や安静で対処できますが、重症化すると歩行困難となり足が動かなくなる可能性もあります。
ある日急に手足にしびれや痛みが生じた、軽いしびれがだんだんと痛みに変化してきたなどの症状は椎間板ヘルニアが原因かもしれません。
一般の方の印象では首・腰の局所の痛み=椎間板ヘルニアとお考えかもしれませんが、実際は椎間板ヘルニアの主な症状は首・腰の局所の痛みではなく手足のしびれ・痛みです。
腰部脊柱管狭窄症や首・腰の椎間板ヘルニアについては脊椎専門医による診断と治療をおすすめいたします。他の病気との鑑別、どのような治療が有効か、手術が必要かなど専門医ならではの判断を必要とすることが多いためです。
手足の痛みが強く日常生活に支障がある方はブロック注射と呼ばれる痛み止めの注射や長期間の治療を要することもあります。
脊椎外科手術を執刀してきた経験・知識を生かし、治療方法を詳しく説明・相談させていただきます。
高齢者人口の増加にともないわずかなケガで骨折したり、背中が丸くなって若いころと比べ身長が縮んでしまう方が増えています。
骨が大変もろくなり骨折しやすくなった状態を骨粗しょう症と呼びます。
太ももの骨や腰骨を折ってしまうと寝たきりになる可能性もあり、健康寿命を延ばすためには早めに自分の骨が丈夫かどうかを知り、骨粗しょう症と診断された場合には適切な治療を行なうことが肝要です。
骨粗しょう症かどうかを診断するには骨密度測定が重要な検査ですが、骨密度測定にはいろいろな方法があります。
日本骨粗しょう症学会では腰と太ももの骨のDEXA(二重エネルギーX線吸収測定法)という検査法を推奨しており、当院でもこのDEXA測定装置を使用し正確で確実な治療をしております。
DEXA以外の骨密度測定をされた患者さま*2についてはあらためて正確な測定をすることをお勧めします。
*1 ブロック注射については局所ブロック、硬膜外ブロック、神経根ブロックなど病状に最適な注射方法を当院で選択実施いたします。
*2 健康保険扱いで他の骨密度測定(前腕や手、あるいは足の骨密度測定)をされた患者さまは、一定期間健康保険での検査ができない可能性があります。診察時に確認してください。
整形外科よねだクリニック
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